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日別アーカイブ: 2025年9月12日

今帰仁の山中カフェでの草木伐採作業 ~景観を活かした枝払い~

今回は、今帰仁の山の中にある素敵なカフェからご依頼をいただき、木々の伐採・枝払い作業を行いました。山あいに位置するこのカフェは、自然に囲まれた心地よい空間で、訪れるお客様がゆったりとした時間を過ごせる場所です。ところが、木々が成長するにつれて視界が遮られ、せっかくの海の景色が見えにくくなってしまったとのご相談を受けました。そこで今回の作業では、木をなるべく残しながら、高さを整えることで景観をより良くすることを目的としました。

■ 作業の目的

木々の伐採作業というと、根元から切り倒すイメージを持たれる方も多いかもしれません。しかし、今回のご依頼は「木を活かしつつ景観を整える」ことが最大の目的です。カフェのテラスや店内から海を望めるように、木の高さをそろえ、見晴らしを良くすることで、自然の雰囲気を壊さずにお客様に喜んでいただける景色を作り出します。

■ 対象となる木々

今回作業したのは、高さ4メートルから7メートルほどに成長した木々です。枝葉が大きく広がり、特に上部の枝が視界を遮っていました。木はできるだけ残す方針のため、不要な高い枝を中心に伐採・剪定を行いました。

■ 使用した道具

高い枝を切るには、通常の剪定ばさみやノコギリでは届きません。そのため今回は「高枝ノコギリ」や「高枝剪定鋏」を使用しました。これらの道具は地上からでも高い位置に手が届き、安定した状態で枝を切ることができます。はしごや足場を必要とせず、安全に作業を進められる点が大きなメリットです。

■ 作業の流れ

  1. 現地確認
     まずはカフェのオーナー様と一緒に、どの位置からどの景色を見たいのかを確認しました。テラス席や窓際の席から見える方向を重点的に調べ、不要な枝を明確にしました。

  2. 伐採・剪定
     高枝ノコギリを使って太めの枝を切り、高枝剪定鋏で細かい枝を整えていきます。一本の木のバランスを崩さないように注意しながら、高さをそろえるように作業を進めました。

  3. 景観チェック
     枝を落とした後は、実際にカフェの席から眺めを確認。オーナー様にも立ち会っていただき、海の見え方が改善されているかをチェックしました。不要な枝が減ったことで、緑の奥には海が顔を出し、自然と一体になった美しい景観が広がるようになりました。

  4. 片付け
     伐採した枝葉は、まとめて搬出・処理を行いました。作業後の敷地はすっきりとし、訪れるお客様に気持ちよく利用していただけるよう清掃しました。

■ 作業の工夫とこだわり

今回の作業で特に大切にしたのは「自然を残すこと」です。木をすべて切ってしまえば確かに見晴らしは良くなりますが、山の中にあるカフェならではの魅力である“緑に囲まれた心地よさ”が失われてしまいます。そのため、必要最小限の枝を切り、自然と海の両方を楽しめるように工夫しました。

また、木の高さをそろえることで統一感が出て、より整った景観に見えるようになったのもポイントです。伐採と剪定をバランスよく組み合わせることで、自然を守りながら景色を活かすことができました。

■ 作業を終えて

作業後、オーナー様からは「海が見えるようになって、店の雰囲気が一段と良くなった」と喜んでいただけました。訪れるお客様にとっても、木々の緑と海の青を同時に楽しめる空間は特別なひとときとなるはずです。自然を大切にしたカフェだからこそ、今回のような“切りすぎない伐採”がとても重要であると感じました。

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当社では、このようにお客様のご希望や環境に合わせた伐採・剪定作業を行っています。木をただ切るのではなく、「どのように景観を整えるか」「自然をどう残すか」を意識しながら取り組むことで、より心地よい空間づくりをお手伝いしています。

もし「木が伸びすぎて日差しや景色が遮られている」「自然を残しつつ見晴らしをよくしたい」といったお悩みがありましたら、ぜひご相談ください。安全で丁寧な作業を心がけ、お客様の理想に近づけるお手伝いをいたします。