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日別アーカイブ: 2025年5月10日

「家庭と山で違う!草刈りのコツとおすすめ道具まとめ」

✅ 一般家庭での草刈り:気を付ける点と方法

1. 周囲の安全確保

  • 小石やゴミが飛び散る危険があるため、事前に目視で異物を除去

  • 子どもやペットを遠ざけてください。

  • 隣家への飛散にも注意。ネットやシートで養生すると安心です。

2. 道具の選定

  • 小規模なら手鎌電動バリカン型草刈り機

  • 中規模なら**充電式の刈払機(ナイロンコード式)がおすすめ。

  • 刃式(金属刃)は狭い庭には不向きで、事故リスクが高いため慎重に。

3. 作業のコツ

  • 朝や夕方など涼しい時間帯に作業すると楽。

  • 雑草の根元近くを狙って刈ることで再生が遅れます。

  • 梅雨前(5~6月)や秋前(9月)が草刈りのタイミングとしてベスト。

4. 服装・装備

  • 長袖・長ズボン・手袋・ゴーグル・帽子・マスクは基本。

  • 草刈り機使用時は防振手袋もあると快適です。


✅ 開拓地(空き地・山林・耕作放棄地など)での草刈り方法と注意点

1. 事前調査

  • 地面の状態(湿地、傾斜、石だらけなど)を確認。

  • イバラ、竹、セイタカアワダチソウ、ツル植物などがある場合、刃の選定に注意。

  • 可能なら図面や航空写真で境界を確認。

2. 適した機材選び

  • **エンジン式刈払機(チップソーやチドリ刃)**が基本。

  • ツル植物や太い茎が多い場合はナイフ式や笹刈刃

  • 広範囲なら自走式草刈り機や乗用草刈り機の導入も検討。

3. 段階的な作業

  • いきなり地面を攻めず、上部の高い草を一度払う → 根元を刈る

  • 草が密集している場合、2回に分けて刈ることで負担軽減。

4. 安全対策

  • ヘビや蜂、ハチの巣、スズメバチには特に注意。

  • スパイク付き長靴、フェイスガード、熊鈴、携帯ラジオ等が有効。

  • 救急キットを常備し、携帯は電波の届く状態に

5. 処理と管理

  • 刈った草はその場で枯らす(敷き草)か、まとめて焼却・運搬処理。

  • 地面の養生や除草剤の併用も有効(ただし自治体ルールに従う)。

✅ 山林の開拓地で見られる主な草・植物と対処法

草・植物の種類 特徴 対処法 注意点
ススキ・チガヤなどの多年草 高くて硬い 金属刃で2回に分けて刈る 地面に根が残りやすく、再生力が強い
セイタカアワダチソウ 茎が太く、成長が早い 笹刈刃・ナイフ式で根元から 花粉症の原因にもなるので防塵必須
クズ(葛)・ツル系植物 地表を這うように伸びる ナイロンコードより金属刃推奨 刃に絡まりやすく、こまめに取り除く必要あり
イバラ・ノイバラ・野バラ トゲが多い低木状 チップソー・笹刈刃 皮膚に触れると危険、防護具必須
竹の幼竹・笹 刃を跳ね返す硬さ ナイフ式・チドリ刃・強化型笹刈刃 エンジン出力が高い機種でないと刈りづらい
小灌木(ヤシャブシ・ネズミモチなど) 幹が木質化している ナイフ式 or チェンソー併用 太いものは草刈り機で無理をしないこと

✅ 山林開拓地におすすめの草刈り機・アタッチメント(プロ仕様)

🔧 刈払機(本体)

機種 特徴 適した作業
共立(やまびこ)RME2620LT 高出力25.4cc、プロ向け ツルや雑草の密集地に◎
新ダイワ RM3021-UT 軽量&強力29cc、肩掛けタイプ 急斜面や長時間作業
ハスクバーナ 525RX バランス良好な25cc、欧州設計 作業性・耐久性ともに高い

🔪 替刃・アタッチメント

タイプ 特徴 適した草
チップソー(40~60P) 汎用型。石に強いが重い 雑草、ススキ、セイタカアワダチソウ
ナイフ式(3~4枚刃) 太めの草・ツルを叩き切る クズ・笹・竹
笹刈刃(山林刃) 山林用に設計、食い込みが良い 幼竹・笹・硬めの雑草
ナイロンコードカッター 地面が固くない場所に◎ 柔らかい草、石の多い場所

✅ 補足:山林での草刈りの心得(プロの実感)

  • **最初は無理せずエリアを分けること。**一気にやると疲労と危険が倍増。

  • 「倒す草」と「残す木」を見極める。 生態系を完全に破壊しないことが再生に繋がります。

  • 草刈り後の処理も重要。 そのまま放置せず、日光を入れることで再発を遅らせる。