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9月の第三月曜日は「敬老の日」です。長年にわたり社会や家庭を支えてきたご高齢の方々へ、感謝の気持ちを伝える大切な日として、日本全国で広く親しまれています。
この祝日の始まりは昭和22年、兵庫県の村で「としよりの日」として提案されたのがきっかけと言われています。その後、名称を「敬老の日」と改め、国民の祝日として定められました。平成15年からは現在のように9月の第三月曜日となり、家族や地域でお年寄りを敬う文化が根付いてきました。
「敬老」とは単に年齢を重ねたことを祝うのではなく、人生の経験を重ね、次の世代へ多くを伝えてきた存在に対して敬意を表することです。日常の中ではなかなか伝えられない「ありがとう」を、この機会に言葉や行動で表してみてはいかがでしょうか。
プレゼントを贈るのも良いですが、必ずしも特別な品である必要はありません。お孫さんの描いた絵や手紙、一緒に過ごす時間こそが最も喜ばれる贈り物かもしれません。特に近年はスマートフォンやオンライン通話を使って離れて暮らす家族と気軽に顔を合わせることもできます。直接会うことが難しい場合でも、声を届けるだけで心は温かくつながります。
また、地域や施設でも敬老の日に合わせて様々な催しが行われています。伝統芸能の披露や演奏会、子どもたちとの交流イベントなど、世代を超えたふれあいの場は、高齢者の生きがいとなるだけでなく、若い世代にとっても学びや気づきの多い時間となります。
私たちの日常生活は、先人たちの努力や知恵によって築かれてきました。便利な生活環境や豊かな社会の基盤は、長年働き、家庭を守ってきた方々の存在があってこそです。だからこそ「敬老の日」は、過去を振り返り感謝すると同時に、これからを一緒に歩む決意を新たにする日でもあるのです。
現代社会は核家族化が進み、祖父母世代と同居する家庭は少なくなりました。その分、意識してつながりを持つことが大切です。少しの時間でも会いに行く、声をかける、思い出を共有する。小さな積み重ねが、高齢者の安心や笑顔につながっていきます。
今年の敬老の日、皆さんはどのように過ごされますか。ご家族や地域の方々に「ありがとう」を伝え、一緒に過ごす時間を作ってみてください。そのひとときが、きっとお互いにとって忘れられない大切な思い出となることでしょう。
